2012年02月02日

中国アニメを俯瞰する

小野耕世の『中国のアニメーション―中国美術電影発展史』(1987年 平凡社)を読む。通史とうよりも自身が関わり、関係者に確認しつつ、中国のアニメの発展をあとづけているような感じだ。

これを読むとアジアで最初に長編アニメをつくったのが中国(中華民国)だったことがわかる。また、これが日本に輸入され若き日の手塚治虫が発奮して、影響を受けたことが書かれている。

類書がないので貴重な本だろう。


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2010年01月19日

『ユーロ・アニメーション』を読む

ユーロ・アニメーション』(フィルムアート社 2002年)を読む。
けっこう古い本だが、読んでいなかった。

ブラザース・クエイ兄弟におおきなスポットがあたっているが、今ならイジー・バルタではないか。

クエイの世界は、ああいうおどろおどろしい世界が好きな人にはいいのかもしれないが、ちょっと安っぽい感じもするので、さほどのめりこめない。似たようなものでもシュヴァンクマイエルのような腹の底からの暗黒のような覚悟がみえない。

表現しにくいのだが、要するに案外と軽い、というかコマーシャル・フィルム的なのだ、表面的につくろっているだけ、という気が刷る。

内容についてはユーロ・アニメーションという名称についてだが、アメリカの大衆的なアニメとの反対物として描かれている。

カナダとか入っているので厳密にはユーロアニメではないのだが、要するに作家の個人的な創造性に重きを置いて、さらに歴史的な要素や文学が美学的にも物語的にも作品に反映している、ということだろう。


もうすこしユーロアニメの歴史的総論を(年表なども入れて)ほしかった気がする。

posted by まど at 19:09| Comment(1) | 本・書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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